老舗企業の株式分散の結末とは? |事業承継センター「メルマガ」第70号

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いつもお世話になっております。事業承継センターメルマガ編集局です。

皆さん千疋屋さんはご存知ですよね。高級果物を販売している会社です。
「高値での販売」を売りにしているんですよね。

私はよく知らなかったんですが、メロン1玉って20,000円以上もするんですね。
びっくりしました。

そんな千疋屋さんの歴史は古く、1834年創業だそうです。
もともとは「水菓子安うり処」ということで、「安値での販売」を売りにして
いたんです。

創業時はまったくの逆のお店だったんですよね。それがいまや高級店です。

すごいものですね。

さて、今日の特集は、千疋屋さんとは逆に、長い年月を経て、困ったことに
なった例を、弊社代表の内藤から語ってもらいます。

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INDEX
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【今週の特集】
株式分散の末の結末とは?

【事業承継センターからのお知らせ】
▼【12/16機械振興会館セミナー】
事業承継では欠かせない、 退職するということ、解雇するということ

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今週の特集
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みなさん、株を分散させていたことによって、その子孫の人にこんなことが
おきました。

先代の残した株主47名をたずねて、10年がかりで資産と株式の買い戻しを行った
会長さんがおられます。

この方とお目にかかったのは東京商工会議所の事業承継セミナーでした。

社長交代後の人生をかける大きなテーマとして、この問題に取組む決意を固められ、
次次世代であるお孫さんが代表になるまでには、100%に近い株式の掌握を行うこと
を宣言されました。

当社は戦前から続く化成品のメーカーですが、火事で設備を大きく毀損した時に、
オーナーの出身地の一族から出資を仰ぎ、再建が可能になったのでした。

その後、株式と交換に担保提供、債務保証などを請負った一族の方々が相続の
ために分散していきました。

約40年の時を隔てて、会長の時代には代表一族の株式所有率は27%にまで落ち
込んでいました。

債務保証が解消しても名義上の株主が残っており、その権利が相続された結果です。

また共有地や共同保有という形で、当社の底地が多くの地権者に分散していました。

出身地では、配当金と現物支給の石けんが好評で、株主や債務保証者は、会社の
タニマチとして、経営には口出しをしない無言の応援者として、暖かくこの会社を
見守っていました。

ところが、当社に対して大手企業から買収合併、TOBがかけられてしまいました。

バブル崩壊後の需要の大幅な変動期に、経営判断を誤り、立体駐車場や建築物件に
お金が寝ていました。そこに、外資の攻勢で販売が漸減していきました。

その経営責任を取り、子息<お婿さん>に代表を譲り、孫への「資産の一本化」を
「一大決心」して実行すると宣言されたのです。

まずは、出身地の菩提寺にある過去帳や改製戸籍を基に「家系図」と「関係者の
相関図」を作成しました。

それからの10年間は「資産の調整目標」リストに基づき、当社と会長が保有する
地元の物件や遊休資産を代替資産として株式の買い集めや、所有権の放棄、寄付、
遺贈契約、などの手立てを講じて、とにかく集めに歩いたのです。

一年の大半を地方行脚して、相続した子孫を口説いて回ったのです。

当社と会長に遺恨を持つ一族の遠戚者には、融和戦略を立て、集約の最後に訪ねて
いきました。

大勢が決し、外堀が埋まっていくこと、多くの権利者が会長側になびいたことを
すでに知っていたのでしょうが、なかなか面談のめどが立ちませんでした。

そこで、お婿さんと孫を連れ、3世代でこの方を訪ねました。
遠く九州の地で、地元を追われ村八分にされた遺恨を解きほぐしていきました。

最終的には太宰府の境内で面談が実現し、和解が成立したのです。
高額の株式買取り請求を退ける代わりに、出身地の菩提寺に残る先祖代々の墓の
永代供養を行う事、一族の名誉回復を行う顕彰碑を建てること、本人名義での
小学校への体育館の寄贈が行われました。

この大株主の18%が収容された結果、当社の株式は安定し、工場の底地が一本化
され、名義株主が整理されました。

また、出身地の3カ所の寺では、毎年同じ時期に先祖代々の供養が行われています。
それは当社代表が財産信託を行い、そこから30年間にわたって法要の経費が
出されているからです。

こうした事例が示すとおり、未来において、会社にどのような火の粉が降り
かかるかは、予測が出来ません。

みなさん、安易な株式の分散には注意が必要ですね。

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事業承継センターからのお知らせ
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▼【セミナーのご案内】
事業承継では欠かせない、退職するということ、解雇するということ
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事業を引き継ぎ、さらなる発展を図るためには、選択と集中が必要になります。
場合によっては工場や営業所の移転・閉鎖も考えなければなりません。
その際、避けて通れないのが人員整理。
「退職するということ」、「解雇するということ」はどのようなことなのか?!

【内容】
第一部:近年増加している退職者からの労働訴訟の実態
近年増加している退職者からの労働訴訟の実態を、実際の事例を交えながら、
解説していきます。

第二部:事業承継時に発生するかもしれない労務リスク
事業承継時に発生するかもしれない労務リスクを考え、そのリスクに対して
どのような対策をおこなっておけばよいか、目からウロコの取り組み方法を
お話します。

日時 :2014年12月16日(火)15時00分〜17時00分
講師 :苗代 実 氏(社会保険労務士・行政書士・中小企業診断士)
場所 :機械振興会館 B1-3( 東京都港区芝公園3-5-8)
参加費 :無料
定員 :30名(定員になり次第締切)

【詳細・お申込み】
http://www.jigyousyoukei.co.jp/2014/11/14/4756/

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