有名企業の失敗事例から考える中小企業の事業承継|事業承継センター「メルマガ」第75号

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発行日:2015年2月27日

皆さん、最近誰もが知っている有名企業のお家騒動が話題ですね。

来月の株主総会を控え、委任状争奪戦(プロキシーファイト)に発展しまさに今佳境
を迎えている「大塚家具」。

そして昨年になりますが、先代社長が後継者である息子さんを代表取締役の地位
から追い出し、経営の実験を再び握ることとなった三重県伊勢市の和菓子老舗
「赤福」。

会社の歴史や経緯は異なりますが、親族間の経営方針の相違から『お家騒動』に
発展したと言う事は共通しているようです。

この二つの会社、日本では誰でも知っているくらい有名企業ですが、同族色の強い
企業としても知られています。
(大塚家具は上場していますが、赤福は非上場です)

今回はこの有名企業の事例から、同じく同族経営が多い中小企業の事業承継に
とって活かせる教訓はないか、考えてみました。

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一度は後継者であるお子さんに代表の座を譲った先代経営者のお二人。
それが今回の『お家騒動』ではその決断を覆し、
再び自らが経営の主導権を握る、という決断を下したようです。
(実際に達成できたかどうかは別として)

歴史が有り、多くの従業員・取引先を抱える二社にとって、この決断は簡単に下せる
ものではありません。
それ相応の覚悟があってのことと思います。

ですが、後継者が違法行為に手を染めており、やむにやまれずという事情ならまだ
しも、後継者のお二人は経営者として真剣に経営改善に取り組んでおり、赤福の
濱田典保氏に至っては、製造日偽装による経営危機にあった会社を立て直した実績が
あります。

外部から第三者として見ている私たちにとっては、詳しい事情を知らないが故に先代
経営者の「単なるわがまま」と見えてしまいす。
「この会社大丈夫だろうか?」
「気に入らないからやっぱやめた!は無いんじゃない?」
などなど、あまりいいイメージは抱きませんよね。

そうなんです。こう言う会社内部の争いって、余計な疑心暗鬼を生み、会社経営に
とって何一ついいこと無いんです。

経営資源の限られている中小企業ならなおさらですよね。

ただでさえ経営の足腰がまだ鍛えられていない後継者は、周りのサポートを得なが
ら目の前の経営に集中することが何よりも大切です。内部から足をすくわれるなん
てことは何としても避けなければなりません。

その為にはどうすれば良いのでしょうか。

今回事例として取り上げた2社に共通して言えるのは、

『先代経営者にとって、「後継者を排除して自分が返り咲く」という選択肢があった』

つまり、先代経営者が未だに影響力のある議決権=持株比率を残していた事が、
お家騒動を引き起こした元凶となっているということです。

《参考》
・大塚家具の大塚勝久会長:持株比率約18%(筆頭株主)
・赤福の濱田益嗣前社長:社長を務める濱田総業が赤福の株式の約85%を保有

後継者が『代表取締役』という肩書きを得たとしても、十分な株を保有していなけれ
ば、先代を始めとした他の株主に、持っている株式の割合に応じた議決権という権利
で経営に口出しをされてしまう余地を残してしまいます。
場合によっては解任されてしまう可能性もあります。
これでは安心して経営に集中出来ませんよね。

まずは、後継者が安定した経営を遂行するに十分な株式=議決権を保有する、と言
うのが重要です。

しかし。。。

そもそも十分な議決権が確保出来ていれば、こんな問題は起きません。

議決権でもある株式を後継者に譲ると言う事は、自分が育て発展させてきた会社を
後継者に任せる、つまり、後継者の経営に口を出さない、という覚悟そのものでも
あるからです。

つまり、先代経営者から後継者への株式の移転は、事業承継の意思決定の結果起
きる現象に過ぎず、本質的にはそれに先だって事業を後継者に任せるという決断
があるのです。

経営者が人生をかけてきた事業から退く。これは簡単な決断では有りません。
多くの場合、迷いを生み出し決断を遅らせるのは『想い』や『感情』であり、
一筋縄ではいかないのです。

金融機関を始めとして、事業承継に精通した専門家など第三者の力を借りながら、
『想い』『感情』を少しずつ解きほぐし、話し合いの中でどんなスケジュールで
事業承継を進めていくか、一つ一つ積み上げて行くしか有りません。

その『手間』を惜しまなければ、今回事例で取り上げさせていただいた2社も、
ここまでこじれなかったかもしれませんね。

皆さん、いかがでしたか?
私たち事業承継センターは、これからも円滑な事業承継に役立つ情報を発信して
参ります。

何かこんなテーマで書いて欲しい、等、ご要望がございましたら、遠慮無くご連絡
下さい!

宜しくお願いします。
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予定です。

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詳しくは近日中にご案内しますので、お楽しみに!

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