私たちが望むのは、いたずらに永続する企業ではない。
社会から存在を許され、一定の収益を上げ続けることで、社会の構成員としての義務を果たす企業が重要なのだ。
時代に合わせて、環境変化に対応して、自から変革した企業だけが、生き残ってきた。
その変革の中心は、いつの時代も若者である。
若者には学ぶ権利も、失敗する自由も与えられている。
そして、勇気を持って飛び立つことも出来るのだ。
宿命、運命、そして後継者
彼らは一様に何かを背負っている。
この家の子として生まれてしまった「宿命」
経営者として次の世代を任せられる「運命」
その様な定めの中で葛藤を乗り越えて、「後継者」になったのだ。
心の奥に秘めた後継者への決意が、彼ら自身の変容を促し、経営者へと成長していく。
その過程では、多様な価値観との意見交換と、人間同士のぶつかり合いによる切磋琢磨が必要である。
学び合い、気づき合う道場
後継者塾は、知識を与える学校ではない。
自ら学び取る場であり、互いに気づきを与え合う道場である。
講師も塾生も互いに学びつつ教え合う「半学半教」の世界が、そこにはある。
代表交代を控えている者。親に言われて参加した者。
様々な動機が有って良いが、心の中に自分を見つめる冷徹な理性がなければならない。
人は人によってのみ、磨かれるのだ。
最後の砦
後継者塾は経営を成功に導き、企業の未来を創る、最後の砦とならなければならない。
常に真剣勝負の、魂のやり取りを支え合う存在が、後継者塾である。
事業承継センター株式会社 代表取締役CEO 内藤博