事業承継センター「メルマガ」第10号

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発行日 :2012年8月21日

<会社名>
<姓> <名> 様

いつもご購読ありがとうございます。
事業承継センターメルマガ編集局です。

<姓>さん、オリンピックご覧になられました? 日本は過去最高
の38個のメダル数だったんですね。いやぁー、すばらしいですね。

金で喜んだ人はもちろん、銀で喜んだ人、銀で泣いた人もいましたね。
銅で喜んだ人たちも……

銀でも銅でも、メダルを採れたということは素晴らしいことだと思い
ます。

金を目指してて、金が採れずに悔しい人もいたでしょうが、やはり
銀であったとしても、授賞式の時には「なでしこ」たちのように、
笑顔で喜んでもらえると、観ている方もすがすがしいですよね。

以前、内村選手の母親は、「銀は金より良いと書く」と言われたそう
ですね。(良いではなくて、艮なんですけどね……)
まぁ、でも「銅は金と同じ」と書くから、やぱりメダルを採れた人
たちは、みんな素晴らしいですよ。そう思う今日この頃です。

さて、今回の特集は、お盆で帰省していた、事業承継センター代表の
内藤より「後継者なき相続問題」についてお伝えさせて頂きます。

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今週の特集
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<姓>さん、今年の夏休みはいかがでしたか?

私は結婚してから36年。夏休みは妻の実家で、盆を過ごしております。
都会育ちの私には、この田舎の暮らしが新鮮で、とても楽しく、
リフレッシュする時間です。妻は長女で、私は婿の会の会長です。
田舎らしく冠婚葬祭の風習も伝統をしっかり残していますから、学ぶ
ことも多いのです。

今年は岳父が亡くなって、新盆ですから、行事が色々と進行していき
ました。

盆には兄弟(長女・長男・次女・三女)が全員そろいますから、父母
亡き実家の整理を行ないます。
そして、いよいよ最終段階の遺産分割協議書への記名捺印です。

この一家は、戦前は地主だったそうで、相続財産に田・貸地・山林
原野・道・共有地(入り会い地)が多数有り、自宅を含めて24物件に
上ります。
さらに岳父は永年にわたり農協の職員であったために、各種保険・
共済金・積立金、もちろん現預金もあります。
現物財産は自宅(小規模宅地を超えた大きなお家)と書画骨董の類いが
あります。

田舎ですから長男がすべてを一括して相続することになるのですが、
問題は本人が未婚で55歳になることです。
この年齢からして、結婚→後継者が生まれて→相続、と言う流れが考え
にくいことで、誰も口には出しませんが、長男は未婚のまま生涯を
送るのではないかと思われます。

では、誰が次の世代として、この家を相続するのでしょうか?

まさに「後継者なき相続問題」なのです。

仲の良い兄弟ですから、遺産分割協議書への記名捺印はすんなりと行な
われましたが、潜在的な問題点は、長男抜きで話し合われています。

次女の家から、一人養子に出して跡継ぎにしようという事で、この話は
まとまりそうです。

事件が、もう一つ。

兄の態度に腹を立てて、三女が先に帰ってしまいました。

その原因はキチンと情報開示をしないことでした。
現預金の明細を提示せず、「家の維持費や療養費にかかったから」、
「現金はほとんどない」、「保険金も墓を建て直して残っていない」、
と言う口頭での説明に終始しました。
これでは納得できない人がいるのです。
なぜなら三女が一番、父の介護に力を貸し、近所にいたので病院への
見舞い回数も群を抜いていました。

仲裁役が私に回ってきましたが、親族間のトラブルは処理に手間と時間が
かかります。
ちょっとしたボタンの掛け違いですから、仲直りは問題なく行なわれるの
ですが、長男だからと言って、すべて自分一人で取り仕切っては、問題を
起こすことになりますね。

ここから得られる教訓は「恕の心」、孔子の言葉にある「じょのこころ」
です。論語に曰く「相手の立場に立って優しく思いやりを」。

日頃から、いくら仲の良い兄弟でも、何でも長男が上から目線で取り
仕切って来たのですが、今回ばかりは「相続の見える化」が足りません
でした。
同時に、「男の品格」として、都合の悪いことが有っても無くても、
すべてを見せて納得を形成する「心の広さ」、「相手を思いやる心」が
必要でした。

盆・彼岸・正月……
人が集まる機会は色々ありますが、両親が亡くなると、疎遠になりがち
です。そんな一族をまとめる儀式が、「法事」なのかも知れませんね。

都会に嫁に来て、田舎がどんどん遠くなり、ついにはお墓参りしか集まる
機会が無くなっていきます。
そんな時にも、気持ちよく、一族が融和できるように、「恕の心」を持ち
続けたいと思います。

事業承継においても同じことが起きています。
現社長の臨終に際して、何事も問題の起こらない方が不思議です。

人間、歳を取れば幼子に戻っていきます。
頑固になり固執する人も増えます。
代表権を握ったまま、株式の処置もせず、後継者の指名もしないまま、
召されて行く人は「無責任な経営者」「未来を考えなかった人」と言わ
れるでしょう。
ゆめゆめ「晩節を汚す」ことの無きよう、皆さんで正しい道へ導いて
ください。

私たちは、そのお手伝いをすることを天命と思い、日々研鑽を積んで
専門家になりました。
どうか、こうした場面で力を発揮するプロがいることを、お忘れなく!

事業承継センター(株) 代表 内藤博

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事業承継センターからのお知らせ
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