桶狭間の戦いってどっちが勝ったか知ってます?|事業承継センター「メルマガ」第60号

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発行日 :2014年2月18日

いつもお世話になっております。事業承継センターメルマガ編集局です。

そういえば、昨年末に妻と共に、桶狭間の古戦場跡に行ってきました。
今は名古屋市の郊外の閑静な住宅街です。
そこに、ちいさな公園(そのへんの近所の公園程度)があるだけの、
とてもここがあの有名な桶狭間の戦いの地だとは思えない場所でした。

ただ、現地に行ってみると、今川の本陣跡(普通の民家)がある場所は、
少し小高い丘になっていて、住宅がなければ見渡しが良かったのかも……
と思ったりしました。

そんなことを考えながら、小さな公園で物思いにふけていました。

と、そのとき妻が言いました。

「……ところでさぁ、この戦いってどっちが勝ったの?」

「……っえ?」

どっちが勝ったかわからない人は、2月25日(火)の無料セミナーには
来ないで下さい!
https://www.jigyousyoukei.co.jp/2014/01/28/3684/

さてさて、そんな話はおいといて、今週は前回の続きを弊社代表の内藤から
引き続き話してもらいましょう!

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今週の特集
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前回の続きで、未来をとらえる方が居れば、係争に至る前に問題を解決して
いくことが可能だという実例をお話いたします。

実際に先代の残した株主47名をたずねて、10年がかりで資産と株式の買い
戻しを行った会長さんがおられます。

この方とお目にかかったのは東京商工会議所の事業承継セミナーでした。

社長交代後の人生をかける大きなテーマとして、この問題に取組む決意を
固められ、次次世代であるお孫さんが代表になるまでには、100%に近い
株式の掌握を行うことを宣言されました。

当社は戦前から続く化成品のメーカーですが、火事で設備を大きく毀損
したときに、オーナーの出身地の一族から出資を仰ぎ、再建が可能に
なったのでした。

その後、株式と交換に担保提供、債務保証などを請負った一族の方々が
相続のために分散していきました。

約40年の時を隔てて、会長の時代には代表一族の株式所有率は27%に
まで落ち込んでいました。
債務保証が解消しても名義上の株主が残っており、その権利が相続された
結果です。

また共有地や共同保有という形で、当社の底地が多くの地権者に分散して
いました。

出身地では、配当金と現物支給の石けんが好評で、株主や債務保証者は、
会社のタニマチとして、経営には口出しをしない無言の応援者として、
暖かくこの会社を見守っていました。

ところが、当社に対して大手企業から買収合併、TOBがかけられてしまい
ました。

バブル崩壊後の需要の大幅な変動期に、経営判断を誤り、立体駐車場や
建築物件にお金が寝ていました。
そこに、外資の攻勢で販売が漸減していきました。

その経営責任を取り、子息<お婿さん>に代表を譲り、孫への「資産の
一本化」を「一大決心」して実行すると宣言されたのです。

まずは、出身地の菩提寺にある過去帳や改製戸籍を基に「家系図」と
「関係者の相関図」を作成しました。

それからの10年間は「資産の調整目標」リストに基づき、当社と会長が
保有する地元の物件や遊休資産を代替資産として株式の買い集めや、
所有権の放棄、寄付、遺贈契約、などの手立てを講じて、とにかく集めに
歩いたのです。

一年の大半を地方行脚して、相続した子孫を口説いて回ったのです。

当社と会長に遺恨を持つ一族の遠戚者には、融和戦略を立て、集約の
最後に訪ねていきました。

大勢が決し、外堀が埋まっていくこと、多くの権利者が会長側になびいた
ことをすでに知っていたのでしょうが、なかなか面談のめどが立ちません
でした。

そこで、お婿さんと孫を連れ、3世代でこの方を訪ねました。
遠く九州の地で、地元を追われ村八分にされた遺恨を解きほぐしていきま
した。

最終的には太宰府の境内で面談が実現し、和解が成立したのです。

高額の株式買取り請求を退ける代わりに、出身地の菩提寺に残る先祖代々の
墓の永代供養を行う事、一族の名誉回復を行う顕彰碑を建てること、本人
名義での小学校への体育館の寄贈が行われました。

この大株主の18%が収容された結果、当社の株式は安定し、工場の底地が
一本化され、名義株主が整理されました。

また、出身地の3カ所の寺では、毎年同じ時期に先祖代々の供養が行われて
います。
それは当社代表が財産信託を行い、そこから30年間にわたって法要の経費が
出されているからです。

こうした事例が示すとおり、未来において、会社にどのような火の粉が降り
かかるかは、予測が出来ません。

ただしハッキリと分かっていることがあります。

人には寿命があり、厳然とした時間の制約があります。

しかし、企業や資産には締切りはありません。

いつの時代においても、使いやすく整備された資産と権利関係は、後世を
生きる者にとって、ありがたい先祖からの贈り物です。

感謝されて今に生きるのはこうした「未来への思い」、子孫を思いやる
気持ちではないでしょうか?

私は事業承継を通じて、多くの企業経営者のハッピーリタイアを演出してき
ました。

最後に残された時間を、どのように有意義に過ごすか、それが幸せな余生の
過ごし方ではないでしょうか。

どうか、未来の一族や会社の従業員に感謝される、中興の祖として、記憶に
残る経営者であっていただきたいと思います。

私どもがお近くに居て、いつでもご支援させていただきます。
どうか、安心してお任せ下さいませ。

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事業承継センターからのお知らせ
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上杉景勝は関が原の戦いで、豊臣方に付いたにもかかわらず、
お家断絶にならず、上杉家は幕末まで続いた。その秘訣は……

Q)後継者に経営を継がせるにはまだ若すぎる?
A)武田信玄は臨終の際、息子勝頼に言った。「まだ信望がないから
直ぐには跡を継ぐな」と……
Q)親父のやり方に不満あり?
A)武田勝頼は親父のやり方に不満で、親父を超えてやろうと頑張った。
しかし…… 
一方、上杉景勝は謙信公のやり方を肯定して引き継いだ。
結果は……
それら、歴史から学べる秘訣がここにあります!

日時:2月25日(火)15:00〜16:30
会場:機械振興会館 B1-2
費用:無料
お申込み:以下ホームページからお申込み下さい。
https://www.jigyousyoukei.co.jp/2014/01/17/3664/

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